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2018-07-27

猛暑日の実験住宅

いつもお世話になっております。今までみたことがない進路で台風が近づいているみたいですので、外出をひかえ

たり、ベランダや家のまわりの飛散しそうなものを家の中に取り込んだり、事前に備えてまいりましょう。

さて、暑い日が続きますが、夏の暮らしに配慮した実験住宅があると聞いて、天下分け目の天王山、ウィスキーで

有名な京都の大山崎までやってきました。

実験住宅、、、、、

昭和3年につくられて、今年でちょうど90年。住宅研究を生涯のテーマとされた建築家・藤井厚二さんが1万2

千坪の土地に居住、実証、改善を加えながら次々と自邸「実験住宅」を建て、その完成形とした第5作目が「聴竹

居」であります。自然のエネルギーを生かした環境共生住宅の原点といわれていまして、日本の気候風土にあった

建築、とりわけ夏の暮らしに配慮した造りになっているということですので、暑さが厳しい時に行けば、実験住宅

を実験的に検証できるという目的で伺いました。

聴竹居さんの事情で、内部の写真をUPすることができませんので、わかりずらいかと思いますが、ガイドのかたに

説明して頂いた見どころとして、

①洋風と和風そしてモダンを統合したデザイン/椅子と畳に座った目線の工夫、床の間がある応接間など

②住まいの原型としての居間中心のプランニング/現代のライフスタイルでも過ごしやすい、家族それぞれが居場

所を確保しながら繋がりあえる豊かな空間など

③ライフスタイル全体をデザイン/藤井さんは多趣味で、建物以外に家具や照明、陶器、あらゆるものをデザイン

された。電気ストーブがよかったです。

そして、

屋根裏を利用した換気、地下から冷気を取り込む仕組を利用した自然風の活用が試みられ、日本の夏を涼しく健康

に暮らす工夫がされているとのことでしたが、どうだったか?

私の感想としては、夏(本日も猛暑日)にもかかわらず室内は、間違いなくひんやりとしたとしたものを感じる

ことができました。もちろん、エアコンはありません。普段、現代の主流である高気密・高断熱の家に暮らしてい

る私の家と比べても、聴竹居さんのほうが間違いなく快適で暮らしやすいということは明白でありました。90年

前の住宅なのにすごいです。ガイドのかたにも教えて頂きましたが、理由として、

①建物の配置を本当に良く考えている。風・光・・・

②空気が流れる工夫を随所に取り入れて気流を本当に良く考えている。クールチューブ・通気窓・通気筒・天井排

気口・床下換気口・風当たりのよい西側の木陰

③軒と庇で夏の日差しを防ぐことを本当に良く考えている。高さ・角度・長さ

本当に良く考えられていて、藤井さんの実験住宅の研究と実践の集大成が実現されています。

藤井さんの残した名言と言われる「其の国を代表する建築は住宅建築である」のもつ今日的な意味は、環境・風景

・住まいへの関心が一段と高まっている現代においてきわめて大きいのであります。

冬はどうか?寒い時にまた伺います。

 

 

 

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